2016年6月9日木曜日

朝ランから朝トレに

朝ランニングが、速く走るための朝トレーニングの時間になりました。

「手を前に出して、膝がつくようにももを高く上げます。」
「肘は引くことを意識して強く振ります。」


養護教諭が走り方の基本を教えてくれます。
それを聞いて、まねする子供たち。


ちょっと違う感じ。
でも、細かいことは指摘せず、練習を繰り返します。
すると・・・。


なにか少し変化したような気がします。


中休み。
高学年が下級生に声をかけて自主練習が始まりました。
リレーです。
これまで2戦して白組が圧勝していました。
紅組担当の先生が、勝利への秘策を伝授。


心を一つにして、バトンをつなぎます。
いい感じでリードを広げます。


アンカーにバトンが渡ります。


ついに初勝利!
大喜びの紅組でした。




レース後、白組はすぐに相談を始めました。
走る順番を変えたようです。
もう一度やらせてください!とお願いして、再勝負。
作戦がうまくいったようで、白組が勝利でした。


勝つために1年生から6年生が一つになって真剣に相談する姿はいいものです。

自ら練習しようとする意欲。
自分たちのよさを生かしたり、相手チームの特徴に合わせて作戦を工夫したりする思考・判断・表現。
バトンパスの仕方を身につけて正しくリレーする技能。

運動会練習でもしっかりと体育の目標が生かされている学校です。









2016年6月8日水曜日

運動会の目標 「完全燃焼」

今年の運動会のテーマは
『完全燃焼
  ~全力で勝利をつかめ 俵っ子~』
です。


朝会で運動会の個人の目標を発表しました。


高学年は
「団長として勝利のために・・・」
「○○の種目のリーダーとして、チームを引っ張り・・・」
と高学年としての自覚がわかる発表が多くありました。
各種目にリーダーがいるのが本校の工夫であり、5年生が高学年らしくなっていきます。
これが本校の伝統の一つです。



中学年の中には
「100メートル○○秒を切るために・・・」
など具体的な目標を掲げる子もいて素晴らしかったです。
がんばりたい種目はそれぞれに違います。



低学年は「よさこいをバッチリ踊れるようにしたい」、
「チームで力を合わせて頑張りたい」、
「徒競走やリレーでは、さいごまであきらめないで頑張る」
などの言葉がありました。


自分の目標を意識して、練習することが大切です。
それが今年の重点「自己実現力の向上」につながります。

1年生の日記にこんなことが書いてありました。
「うんどうかいれんしゅうがありました。(中略)
 リレーでぜんりょくではしって、うんどうかいもくひょうとおなじようにできたのでよかったです。」
1年生でも目標を意識して練習していることを知って嬉しくなりました。


行事を通して自己実現力を高めようとしている学校です。



2016年6月7日火曜日

セミ発見!

このダイアリーはアメリカやインドネシアからのアクセスも多くあります。
卒業生やご親戚なのかもしれませんね。
ありがたいことです。
ダイアリーを通して学校や地域の様子が伝わったらいいなと思っています。

これからも本校の毎日起こる小さな物語を綴っていきます。



先日、中学年が外で算数の勉強をしていました。
3年生はシロナガスクジラの長さを測っていました。
4年生は坂道分度器を使って滑り台の角度を調べていました。

最後に3年生がセミを見つけました。
びっくりして悲鳴をあげて大騒ぎ!
そこに4年生がやってきてセミを手に乗せて余裕の表情。

3年生が、
「大変です!大変です!セミです!」
興奮して職員室に報告しにきました。

玄関にはセミを手に乗せた4年生がいました。
周りには興味津々で見る子もいれば、怖くて泣き出す子もいます。
チョンとつついて反応を見る子もいれば、怖くて見ることもできない子もいます。
子供たちにとって1匹のセミの出現は大事件です。

「どこにいたの?」
「なにゼミなの?」
「これから暖かくなるのかな。」
「どんな声で鳴くのかな。」
「怖いよ、気持ち悪いもん。」
「怖くないよ。何もしないから。」
「うわあ、動いてる!」
「飛ぶの?」
「かじらないの?」
「頭の部分が少し緑だね。」
「おしりの方がギザギザだね。」

いろいろな言葉が交わされます。
いろいろな発見があります。
これが大切です。


子どもたちとインターネットで調べてみたら、エゾハルゼミのようでした。


虫も季節を感じて動き出します。


俵っ子は、虫を探したり捕まえたりして大きくなります。


虫からも学ぶ学校です。






2016年6月6日月曜日

人権の花の寄贈式

人権啓発協議会ネットワークの皆様より花の苗をたくさんいただきました。

看板を立てましたが、気温が低く霜が降りる心配もあったので、植えるのを我慢していました。



全部の花を植えることができていませんでしたが、人権擁護委員の方々と人権の花の寄贈式を行いました。

代表の方からは、花を植えることで命の大事さ、尊さを学んでくださいというお話がありました。
さらに、わからなくなったらおじいさん、おばあさんに聞いてくださいという話もありました。
お年寄りの知恵や経験を引き継ぐことの大切さを感じました。




6年生からの花のお礼と、しっかり育てる決意を伝えました。
このような機会を繰り返す中で、自分の言葉を堂々と言えるようになっていきます。



みんなで花の苗をもって記念撮影です。
全校児童と職員と人権擁護委員の皆様です。




今日は気温が上がったので、高学年が花を植えました。
美しいです。


他の子たちは裏の農園で野菜の苗の植え付けや種を植えていました。
校務技師さんに教えていただきながら、多くの種類を育てます。




植えたカボチャにたっぷりと水を。
大きいな大きなカボチャになれ。
あまいあまいカボチャになれ。


牛学習で学んだ命。
同じように花も野菜も命があります。
水を与え、声をかけます。

植物もしっかりと応えてくれるとお話がありました。

動物に触れ、花、野菜を育てながら人権の大切さも学ぶ学校です。








2016年6月4日土曜日

初めてのグラウンド練習


やっと外で練習ができました。
前回、校務技師さんがラインを引いてくださいましたが、一度も使えず雨で流れてしまいました。
この日、朝から校務技師さんに加え事務官さんも手伝ってくださりラインを引いてくださいました。
ありがたいことです。

初めての外練習です。
肌寒いですが、太陽の下で練習するのは気持ちがいいものです。

ラジオ体操から始まりました。
ALTのジョナサンも参加してくれています。
常に子供たちと一緒にいようとする姿勢に頭が下がります。




徒競走です。
中学年は一度に5人で走ります。
コーナーの出口では横一線。
練習を重ねていくうちに順位も変動しそうです。


6年生も同じです。
差は1秒以内。
毎年、審判泣かせの学年です。
ゴール目前なのに、3人がまったく同じフォームのこの写真。
どこまで仲がいいのでしょう。


綱引き練習です。
縦割り班での熱い戦いです。



最後にリレーをやりました。
この日、一人休んでいたので、そこに養護教諭が入って速度を調整しながら走りました。
さすがに軽やかですね。


接戦。
本番当日はどちらが勝つのでしょうか。


晴れていても寒い日が続きます。
風邪を引かず、18日の本番を迎えたいと思います。


連合運動会ですので、地域の皆様と力を合わせて運動会を作り上げます。
皆様に支えられている学校です。

2016年6月2日木曜日

「はるかぜ新聞」完成!

6月に入りました。
運動会特別時間割が始まりました。
運動会の練習も本格化したいのですが、グラウンドには水が溜まって練習できません。
今日は体育館でラジオ体操と徒競走の練習をしました。

プログラム1番のラジオ体操を正しく行うことも大切な勉強です。
ラジオ体操は日本の大切な運動文化と言えます。
しかし、正しくできている人は少ないものです。

例えば最初の背伸びの運動は、踵をあげないのです。
逆に二つ目の手足の運動は動きの中で一度しか踵が床につきません。
難しいものですね。


さて、ノートコンテストに感想の付箋が貼られるようになりました。
真似してみたいノートを選び、いいと思うことをコメントしています。



異学年から評価をされることが励みになります。
上級生のノートを見て、真似したいと思うこと。
下級生から憧れるノートを作ること。
教育的な価値は高いと感じます。


低学年の掲示板には「はるかぜしんぶん」第1号が掲示されました。


生活科見学で調べたことや体験したことを、3人で協力して作りました。


新聞の「題字」は「はるかぜしんぶん」に決定。
色も全部違います。賑やかで爽やかな題字です。


それぞれ分担して記事を書いて、持ち寄ります。

2年生が「見出し」と「リード文」を書きました。
1年生は定規を使って線を引きました。

担任の先生は子供の力を引き出しながら、子供の力で作らせます。




校長先生も協力します。


1,2年生としてはなかなかの力作です。



力を合わせて作った新聞の前で肩を組み喜び合う3人。



掲示した新聞の横には、こんな紙が貼られています。

「ぜひ、よんでください!」
「かんそうを ふせんにかいてくれるとうれしいです。」

さっそく6年生の女子が心温まる感想を書いてくれました。
すぐに反応してくれて嬉しくなりました。
後輩思いの優しい6年生です。



新聞作りを通して、協力すること、学び合うこと、関わり合うことを学ぶ学校です。


2016年6月1日水曜日

牛祭りと牛学習

残念ながらあいにくの空模様。
外でのジャッジング体験はできなくなりましたが、生活館に場所を移動して牛の見方の学習をしました。

若い牛4頭の写真と、牛乳を絞ることのできる牛の写真4枚を見ながら、よい牛の見方の説明を聞きました。


その後、それぞれ4頭を比較して、順位付けをしてみました。


体の形、肌のつや、足の形、乳房の大きさなど習ったことを思い出しながら写真を真剣に見比べて書いています。
2年生の子が優勝でした。



引き続き、牛の○×クイズ。
問題がユニークで、楽しく挑戦することができました。



お昼はテントの下で地域の皆さんと一緒に焼き肉を食べました。
地域の皆様の子供に対する愛情を感じました。


そして、今年初めての「俵投げ」。
『マルエー温泉俵橋』様からお借りしてきた重さの違うお手製の俵を投げて競いました。


これが盛り上がりました。
小雨降る中、もう一度やりたい!という声があちこちから上がっていました。


大人の部の優勝は、もと砲丸投げの選手だった、3,4年生の担任です。
K点越えです。


PTA会長は室伏選手のような投げ方に挑戦。盛り上がりました。


その後、福嶋牧場へ移動し、牛学習をしました。


まずはサイレージという牛のおやつをあげる体験をしました。


次に搾乳体験です。
普段酪農のお手伝いをしている子は、牛との距離感が違う感じがしました。
写真の子はビュービューと音を立てて搾っていました。



赤ちゃん牛に牛乳を飲ませる体験もしました。
勢いよく飲む牛を興味深く見ています。



最後に牧草を牛に運びました。
「いい匂いがする!」
といいながら、草をたくさん抱えて運ぶ姿は牛の町の子供らしかったです。



草の匂い。
えさを食べるボリボリという音。
赤ちゃん牛の吸い付く音。
肌の温かさと、毛並みの柔らかさ。
しぼった乳の滑らかさ。
間近で見る牛の目や鼻、舌の動き。
ミルカーで搾られる牛乳の量。

様々な驚きと感動がありました。
きっと子供の心に響いたことでしょう。

福嶋様、本当にありがとうございました。


感動創造。
地域の教育力をお借りして、俵橋の産業を体験的に学ぶ学校です。