「手を前に出して、膝がつくようにももを高く上げます。」
「肘は引くことを意識して強く振ります。」
養護教諭が走り方の基本を教えてくれます。
それを聞いて、まねする子供たち。
ちょっと違う感じ。
でも、細かいことは指摘せず、練習を繰り返します。
すると・・・。
なにか少し変化したような気がします。
中休み。
高学年が下級生に声をかけて自主練習が始まりました。
リレーです。
これまで2戦して白組が圧勝していました。
紅組担当の先生が、勝利への秘策を伝授。
心を一つにして、バトンをつなぎます。
いい感じでリードを広げます。
アンカーにバトンが渡ります。
ついに初勝利!
大喜びの紅組でした。
レース後、白組はすぐに相談を始めました。
走る順番を変えたようです。
もう一度やらせてください!とお願いして、再勝負。
作戦がうまくいったようで、白組が勝利でした。
勝つために1年生から6年生が一つになって真剣に相談する姿はいいものです。
自ら練習しようとする意欲。
自分たちのよさを生かしたり、相手チームの特徴に合わせて作戦を工夫したりする思考・判断・表現。
バトンパスの仕方を身につけて正しくリレーする技能。
運動会練習でもしっかりと体育の目標が生かされている学校です。