残念ながらチーズの生産は昨年で終了しました。
今年はもうチーズ学習はできないのではないかと子供たちは思っていました。
しかし、三友さんのご厚意で今年も開催することができました。
今回は全校児童の参加です。
一人欠席で14名での参加となりました。
チーズ工房の看板が適塾舎に変わっていました。 |
三友さんは今年も明るく、元気いっぱいに教えてくださいました。 |
まずはチーズの作り方の勉強です。 |
パワーポイントで写真を見ながら様々な話を聞かせてくださいました。 |
フランスでの学びが興味深かったです。 |
いよいよ実習です。
レンネットを量り、乳酸発酵した牛乳に入れます。
そして攪拌。
しばらく時間をおきます。
みんな真剣に見つめています。 |
三友チーズ工房で作っていた「山のチーズ」です。
冷蔵庫に残っていたのです!
国際線のファーストクラスで提供されていた逸品です。
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再度、室内に入り、 世界のチーズを試食します。
日本のプロセスチーズとは違います。
すべてナチュラルチーズです。
ヨーロッパの6つのチーズに加えて、三友さんのチーズを食べ比べ。
ヨーロッパの本場のチーズがずらり。 |
山羊のロカマドールチーズ。
青カビのゴルゴンゾーラチーズ。
ヨーロッパのナチュラルチーズは味も濃く、匂いも強烈です。
一口食べて、「無理です!」と残す子もいます。
三友さんはそれでいいとおっしゃいます。
世界の有名なチーズを口にして、様々な味や香りとふれあうことが大切なんだそうです。
ここで三友さんの「山のチーズ」が提供されました。
「日本の土から生えた草を食べて、日本の牛が出した牛乳を使っているから、日本人に合ったチーズができるのです。」
子供は正直です。
今までできるだけ小さなチーズを口にしていた子供たちですが、山のチーズはぱくぱく食べました。
「おいしい!」
「もう一個食べたい!」
食べる様子が全然違いました。
「ヨーロッパの人がおいしいと食べるチーズが日本人の口に合わないのは当然のこと。
ヨーロッパ人が日本の納豆が臭くて食べられないのと同じ。」
そんな話も聞かせてくださいました。
山のチーズ、おいしすぎる! |
また作業場に行ってチーズの様子を見ました。
三友さんはチーズを作る設備、器具・道具などをほとんど譲渡したそうで、昨年までとは作る方法が違います。
ホエーを飲んだり、完成途中のチーズを食べたりしながら、作業を続けました。
子供たちは「牛乳豆腐みたい!」「ホエーは甘いね!」などの言葉を発していました。
さすが牛と接している子供たちです。
ザルでこしています。 |
作成途中のチーズを食べてみます。 |
少し早めにお弁当を食べました。
食後、三友さんのご主人からお話をしていただけることになりました。
食べることの大切さや食物の循環を教えてくださいました。
また、食育につながるお話や道徳の教材になりそうな失敗を乗り越える大切さについてお話を聞かせてくださいました。
その後、子供たちが大好きな2階へ行かせてもらいました。
三友さんがレコードをかけてくださいました。
最高のリラックスタイム。
若い頃の三友さんご夫妻の写真がありました。 |
先生と一緒にいい感じです。 |
三友さんの本を読む5年生。 |
モンドールというチーズを食べながら安楽椅子に座る男子。王子様みたい。 |
作業場に戻り、完成にむけてラストスパート。
しかし、三友さんが首をかしげます。
思ったようなチーズになっていないそうです。
原因はよくわからないということです。
もっと伸びるはずなんだけど・・・ |
三友さんは「食べてみたい?」と聞くので、当然のごとく子供たちは「食べたい」と答えます。
三友さんは家からカチョカバロチーズを持ってきてくださいました。
山のチーズと同様、ばくばく食べました。
特に焼いたチーズは絶品。
お弁当の後なのに、よく食べる子供たちに三友さんも驚いていました。
子供たちに切り分けてくださいます。 |
ほっとプレートで焼きました。いい香りです。 |
のび~るチーズですね。 |
最後に感想とお礼を発表。
今年はチーズ学習をあきらめていたという6年生。
今年も体験できて喜んでいました。
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ありがたいことです。
三友さん、お世話になりました。
ごちそうさまでした。
そして、心から感謝いたします。ありがとうございました。
来年もよろしくお願いします!