冬場の避難訓練を実施しました。
火事からの避難です。
火災報知器が雷鳴し、教頭先生が出火場所を確認して放送で伝えます。
子ども達は担任の先生の指示に従い、避難に備えて防寒具を身につけます。
職員室にいる職員が状況の確認と初期消火に当たります。
また、避難経路を確保します。
「避難!」と判断し、全校児童が速やかに外へ逃げます。
煙を吸わないようにハンカチを口に当て、低い姿勢で逃げます。
校舎が小さいのですぐに避難は完了しますが、安心はできません。
校長先生の話で、子どもとこんなやりとりがありました。
「火事は夏と冬ではどちらが起こりやすいですか?」
「冬です。」
「なぜですか?」
「火を使うことが多いからです。」
「ものすごく寒いと火は消えますか?」
「消えません。」
「いくら寒くても火は消えませんね。
では、火事が広がるのはどういう時ですか?」
「燃えやすいものがあるときです。」
「風があるときです。」
「そうですね。俵橋小学校は木造ですよ。
そして、先日のような暴風雪の時に火事になったら広がりやすいですね。
そんな時に外に逃げて耐えられますか?」
「寒くて耐えられません。」
「災害はいつ、どこで起こるかわかりません。家でも起こることがあります。
火事を出さないことが一番大事です。
また、逃げるときに、季節を考えて、何を持ち、どうやって逃げるのか考えておきましょう。
日頃からの備えが大切です。」
この日は火事の避難訓練でしたが、冬期型の事故を防ぐために、日頃から注意しなければなりません。
落雪事故、除雪車巻き込み事故、転倒事故、暴風雪のため身動きができなくなる事故など、厳しい自然条件からくる事故が予想されます。
それらに対して日頃から意識し、安全で安心できる学校にしていきます。