研修で「振り返り」の充実に取り組んでいます。
「振り返り」は単元を貫く「夢」「目標」「ゴール」に対して行います。
単元のはじめにどんな目標やゴールにするか明確にすることから始まります。
そのためには学習全体を見通すことが大切。
昨年は国語で実施しました。
今年度は教科を指定せずに実施しています。
ノートは3,4年生の算数。
まずは単元全体を見通して、どんな学習をするのか理解します。
そして、それぞれに目標を立てます。
算数のノートです。
それぞれに目標を立てています。
テストで100点取るなどと書いています。
国語の場合は「お話の続きを書いて朝会で発表する」などとなりますが、
算数は表現する場がないので、テストの点数が目標になるようです。
また、目標を到達するために、自己分析や改善点も書かせてみました。
自分を振り返る場面です。
メタ認知の力が育つかもしれません。
「0と6を間違える」と書いている子もいます。
わかっているんだなと思いました。
そして、下段に丁寧に数字を書いています。
かわいいですね。
「振り返り」です。
授業で間違ったところや、苦手なところを子供はしっかりと自覚しています。
そして、自学でやりたい、家で復習したいと書いています。
これが「振り返り」のよさだと思います。
目標通り、100点を取った子がいました。
丁寧に学習を重ね、家でもしっかりと復習し、見事に目標を達成しました。
その子は大喜び。
元の担任の先生に報告しに行っていました。
成功体験を得ることができました。
また、100点を取れない子は、どうして取れなかったのかを分析していました。
次は絶対100点を取りたい!
という思いが自分を鍛えます。
自己教育力が高まります。
振り返りの充実は、今年の学校経営の重点の一つ「自己実現力の向上」につながります。
自分の夢をかなえる力の基礎を身につけさせたいと思うのです。
意味のある「振り返り」にするために、これからも実践を深めていきます。