2016年8月4日木曜日

四コマ漫画に吹き出しをつける

夏休みに入る前、低学年が吹き出しの勉強をしました。


道新子ども新聞「週刊まなぶん」に『どきどき動物学園』という四コマ漫画が掲載されています。

子供用ですので言葉が極端に少ないマンガです。



使用したマンガは一つも言葉がありません。

吹き出しをつけるには最適です。


一コマ一コマ切り取って、集中して絵を見ました。
そして、絵からわかること、音、気持ちなどを吹き出しにしていきました。







一コマ目、「あ、くずれた。」「こまった、どうしよう。」「ガラガラドン」「やばっ、もう少しで海におっこちるところだった。ゴゴゴゴゴ。」

氷山が割れて流出した際の驚きや焦りが表現されていますね。

二コマ目、「やばっ、ながされてく。」「ふう、たすかった。だけど、ながされたぞ。」「あっ、かけらがながれた。どうしよう。」

ひとりぼっちで流されていく心細さや心配が表現されていますね。

三コマ目、「え~、どこよここ。しかも、こおりとけてる。」「えっ、なんでもうちょっとでちじょうにつくのに、こおりがとけた。」「とけやったよ~。しまがもうすこしだ。がんばるぞ。」

氷が小さくなっていることに気づいていますね。暖かいところに流れてきたことがわかったのでしょう。

四コマ目、「ここもたのしいや。ひやすのこれつかおう。」「はあ、しまにとうちゃく。ひかげはいいな。かえりどうすんだよう。」「ついた~。日かげもいいね~。かえりどうしよう。」

日陰でゆっくりする安心感と小さくなった氷を水に入れて飲むおいしさ、帰りはどうしようという不安が書かれています。


子ども同士で読み合って、感想を書いています。
それぞれのおもしろい表現を評価していました。


振り返りでこんなことを書いていました。
「見ただけで、ペンギンの気持ちがわかるようになりました。
 新聞を書くときにみんなの吹き出しを参考にしたら書けると思います。」
「台詞を書くのが楽しかったです。
 どきどき動物園のペンギンのマンガがおもしろかったです。」
「ペンギンがすごくかわいかったです。
 氷が融けてきたりしておもしろかったです。」



言葉が書かれていない四コマ漫画に吹き出しをつける学習は、予想以上にいい学習になりました。