「くちゅくちゅくちゅ もっとくれよと 子牛がベ~」
という川柳です。
いかかでしょうか?
これは「自分なりの表現をすることの大切さ」を学習した成果なのです。
「おいしい」「楽しい」「おもしろい」「きれい」「楽しい」などの言葉は誰でも使えて工夫がない。
自分が発見したこと、自分だけの言葉を使って表現するから価値がある。
誰の言葉でもない、自分なりの言葉で表現しよう!という学習と牛学習から生まれた川柳です。
このダイアリーの愛読者の方はご存じかも知れません。
これは「春夏秋冬新聞」の川柳コーナーのものです。
川柳コーナーの作品を応募してみたところ、
「ミルクをおねだりする子牛のかわいい様子が頭に浮かびます」というコメント付きで紹介されました。
うれしいことです。
「くちゅくちゅくちゅ」とは哺乳瓶からミルクを吸う音です。
体験したからこそ聞こえる音です。
「もっとくれよと」は子牛が飲みきった哺乳瓶から口を離し、目や舌、動きでアピールしているのです。
「子牛がべ~」。
牛は「モ~」というのが当たり前。それが「ベ~」です。
これも体験してないとわかりません。
体験していない人には絶対に書けない川柳です。
豊かな体験が豊かな表現につながっています。
このような実感を伴う経験ができるのが本校のよさです。
体験を活かし、さらに価値あるものにしようと表現活動に力を入れている学校です。