佐々木さんは聴覚に障がいをお持ちですが、書道教室を開設されています。
書道7段の達人です。
今月から月に一度、3年生以上の書写指導に入っていただくことになりました。
まずは3,4年生です。
子供たちは練習した手話でご挨拶。
3年生の日記には
「手話で伝わるかなあと心配したけど、うなずいてくれたので、きっと伝わったんだなと思って安心しました。」
と書かれてありました。
このような経験を重ねることが大切です。
外国語学習と同じです。
丁寧に一人一人指導してくださいます。
また、いいところを褒めてくださいます。
けっして焦らず、直すところを絞って教えてくださるので子供たちも頑張れます。
実物投影機で佐々木先生の筆使いを学びます。
一字書くたびに、拍手!
「上手!」「うま~い」「これ僕の作品にしたい!」などの声が上がります。
休み時間に行書を書いてくださいました。
流れるような筆遣いを興味津々に見る高学年。
新聞社の方も来校し、真剣に取材をしていました。
写真はやはり同じようなアングルから撮るものなのですね。
お二人の動きがおもしろかったです。
様々な人が教室に入って、見られることも勉強です。
普段と違う雰囲気での勉強もいい刺激になります。
子供の日記にこんな文章がありました。
「初めて佐々木さんに会いました。
とっても明るくて、とっても優しい人でした。
耳が聞こえないのにしゃべれるなんてすごいなと思いました。
佐々木先生の字はとても美しかったです。
いつか佐々木先生のような字を書きたいです。」
書写指導を通して、多くの気づきや学びがあったようです。
佐々木先生から考え方や生き方も学んでいます。
貴重な経験をさせていただきました。
多くの方々に支えられながら、豊かな学びをすることができる学校です。