「ぜいきん」「しんこく」「こうえん」「がっこう」の四つの中から選びました。
中学年には税金も申告も意味がわからないでしょうが、まずは言葉に慣れておくということも大事です。
先生の見本と自分の書いた初めての字と比較します。
「全然違うなあ。」
とつぶやく子ども。
佐々木さんは長く書きすぎたところを手で隠して、教えてくださいます。
自分で気づいたことも先生に伝えています。
「はらわないで、とめてしまいました。」
そんなことが言えただけで、学習が成立したと言えるのではないでしょうか。
筆を置く位置を教えてもらっていました。
太さ、大きさ、中心、筆の運び、始筆と終筆など教えたいことがたくさんあるのでしょうが、最小限にとどめて一番大事なことだけを教えてくださいます。
子どもたちの席を回りながらのアドバイス。
今回の作品です。
中学年にしては上出来!
だと思うのですが、どうでしょう。
今回の給食は高学年と。
もくもくと食べる高学年。
交流はできたかな。
午後からは高学年にご指導いただきました。
まずは担任の先生からの指導です。
外国語学習と同じように、主の指導は担任です。
今日学ぶ字は5年生「成長」、6年生「思いやり」ということが伝えられ、
大切にすべきポイントが提示されます。
佐々木さんも手本を書いて、そこに注意すべきことを書き込んでくれます。
なるほど。
見ればわかるのです。
しかし、実際に書くとそうならないのが難しいところ。
「知らないでできない」より「知っててできない」方がいいのです。
少しずつでも理想に近づけるからです。
先生も真剣に練習しています。
佐々木さんもコツを伝授します。
いくつになっても学ぶ姿勢は大切です。
最後に子どもたちが、自分の最高の一枚を選んでもらうために、作品をもってきます。
佐々木さんは笑顔で「じょうず」と応えてくれます。
月に1度の機会ですが、丁寧に教えていただき、子どもたちは確かに成長しています。
恵まれた環境で一人一人が確かに成長する学校です。