2016年7月14日木曜日

手にまめを作ってがんばる鉄棒学習

この時期、体育では鉄棒遊び、鉄棒運動に取り組んでいます。

驚いたのが中学年教室の今日のめあて。
ここまで鉄棒に本気で取り組むとは。
担任の先生がやる気にさせているのでしょうね。























鉄棒は体育の中でも嫌われる種目の一つ。
「できない」
「痛い」
「怖い」
「楽しくない」
理由は様々ですが、楽しめないことが多いのです。

逆に言えば、
「できる」
「楽しい」
「怖くない」
「痛くない」
という配慮があれば、嫌いになる子は減るはずです。


鉄棒ではなく、雲ていで遊ぶことから始めました。
ブランコ遊びは人気ですが、雲ていや鉄棒で遊ぶ子は少ないのが現実です。

ぶらさがる楽しさを体感します。
ぶらんぶらんとスイングできたら合格!

鉄棒もぶらさがって楽しみます。
「できる」
「怖くない」
「ちょっと痛い」
「でも、楽しい」
ですね。


腕でもぶらさがります。
しっかり力を入れて、我慢します。
5秒できるかな。


こうもりみたいに足でぶらさがってみました。
頭が下になることに慣れることが大切。
逆さ感覚を身につけます。


跳び上がって、つばめさんです。
この「つばめ」の姿勢が大切です。


教えると、きれいな形になりました。
腕が伸び、顔の位置が高くなり、足がピンと伸びましたね。


このように鉄棒から体が離れる動きに発展します。
ここから空中逆上がりに進みます。



高学年もこの日から鉄棒運動が始まりました。

初回ですから、できる技、できそうな技、難しすぎると思う技を確かめる時間となります。

高学年ですから、鉄棒の上に乗る学習が加わります。
つばめから膝かけの状態になるのは、バランスが取れず恐怖心との戦いです。
これをクリアすれば様々な降り方に発展していきます。




片膝かけの状態から転向前降りという技。
初回ですが見事です。




鉄棒が大好きな女の子がいます。
授業が始まる前に、「教えてください!」とお願いにきました。

挑戦している技が一つ上の難易度です。
両膝かけの状態からの後ろ回転に挑戦中。
通称「地獄回り」です。
鉄棒運動ではスターです。
輝く場面があるということは素晴らしいことです。



鉄棒イコール逆上がりではありません。

上がり技、支持技、回転技、降り技を組み合わせて、連続技を作ります。

自分のできる技を選んで上手に組み合わせることが大切。

それぞれの技には点数がついており、技が多いと加算されていきます。

自己新記録をめざして、手の皮をむきながらも練習しています。




できることを自ら増やして組み合わせ、鉄棒運動を楽しむ学校です。