子供たちは作成に協力してくださった学芸員の村田さんと、取材に伺った久本さんに新聞をお見せしたいということになりました。
村田さんはわざわざ学校に来てくださいました。
そして子供たちの発表をじっくりと聴いてくださいました。
「村田さんから学んだ俵橋の昔のことを記事にしたので、それを紹介します。」
大見出しは『昔の人がいたから今がある』です。
アイヌの人たちの暮らしについて教えていただいたことや、実際にチナナ川へ行って観察したことも紹介しました。
一人一人が自分の書いた記事をしっかりと発表することができました。
川柳や編集後記も紹介しました。
その後、新聞の縮小版を村田さんにプレゼントしました。
村田さんは大感激。
すごく喜んでくださいました。
「素晴らしい新聞です。
私たちも開拓した当時を知る人から話を聞いて記録して次の世代に残すというのが仕事の一つです。
皆さんは学芸員の仕事をしてくれているように見えます。
本当にすごいと思いました。」
と褒めていただきました。
その後、これまで作った新聞も見ていただきました。
子ども達も第1号を見て、
「はじめはこんな寂しい新聞だったんだね。」
「小見出しがないし、コラムもないね。」
「すごく成長したことがわかるね。」
と、つぶやいていました。
3年生だけで作った新聞 |
4年生だけで作った新聞 |
村田さんと一緒に記念写真。
翌日、旧校舎を見せていただいた久本さんにも「春夏秋冬新聞第3号」の縮小版をもっていきました。
しっかりお礼を言いました。
学んだ結果をお伝えすることが、学校と地域をつなぐ上で大切なことだと考えています。
教えてもらってうれしい。
教えたことが役立ってうれしい。
お互いがうれしくなることが地域を活かす学習で大切なことです。
本校の目指す『睦ぶ共育』の「睦ぶ」は仲良くするということ。
みんな仲良く共に育つことが理想とする学校です。