2017年12月13日水曜日

高学年の研究授業 

今年最後の研究授業は高学年でした。
今回は算数でした。

森島指導主事、須郷教育指導主幹が来校し、ご指導いただきました。
また、中標津東小学校からも参加してくださる先生がいて、とてもありがたかったです。

研究主題は「学ぶ意欲をもち、主体的に学習に取り組む子どもの育成」
サブテーマは「複式の学習指導の工夫やNIEの活動を通して」
です。

今回は「複式の学習指導において、学習の見通しをもたせ、授業展開(間接指導等)の工夫をする」を課題にして取り組みました。

5年生は「四角形と三角形の面積」
6年生は「並べ方と組み合わせ方」

6年生は前時の振り返りから。

5年生はすぐに今日の課題から。スタートはずらしがあります。

6年生も復習から今日の課題に入ります。
単元の見通しと本時の見通し、共に大切です。

自力解決している途中、ヒントカードを見に来る5年生。
 
6年生4人でじゃんけん大会をする場合、全部で何試合あるか調べました。
まずは樹形図を使って自分の考えをボードに書きました。
それを黒板に貼って、説明する6年生。
重なりに注意しています。
5年生は一人の学年ですが、「対話的な学習」を成立させるためにはどうするかを研究してきました。
課題の語尾が「説明しよう」となっています。
ノートには「まず、・・・・。次に・・・・。だから・・・・」としっかりとまとめれていました。

先生が寄り添い、考え方や説明を交流しました。

 
3つの考え方全ての説明ができました。

 
 
子ども達の学習の様子を先生方みんなで把握します。

日常生活で対戦表を見たことがない6年生。
ヒントカードを活用します。

本校の「俵っ子の学び」という学習過程は、「ゴールを明確にする」ことを大切にします。
算数はそのゴールの姿があまりイメージ化できないのですが、「テストで〇〇点取る!」などの目標をもって、そのために毎時間の振り返りを元に家庭学習をしながら自分の理想に近づこうと努力します。

また、同時間接指導を重視しているのは、主体性を大切にしているためです。
子ども自身の学習活動を教師が支援する形を目指しています。


研究協議では森島指導主事、須郷教育指導主幹から、心温まる感想や今後の授業づくりに対しての示唆をいただきました。
また、東小の先生からは、さらなる主体性の導き方のアドバイスをいただき、とても参考になりました。

ありがとうございました。