2017年5月22日月曜日

牛学習

文部科学省から出されている新学習指導要領の改善事項の中に、「体験活動の充実」が挙げられています。

「生命の有限性や自然の大切さ、挑戦や他者との協働の重要性を実感するための体験活動の充実を図る」

本校の教育の特色はまさにここにあると考えています。
地域の特色を活かした実感を伴った体験活動こそ本校の特色。
そして、学びを新聞等にまとめて発信することにより、体験が自分達の中にしっかりと根付くよう工夫しています。



牛まつりを終えてから、福嶋牧場様のご厚意で牛学習をさせていただきました。

午前中に牛について学んだことを、実感を通して再確認します。

牛舎で学ぶ際の注意点をしっかり聞きます。




まずは子牛への哺乳体験。
1年生も頑張ってあげています。

牛の目の大きさ、舌の長さ、舌のざらつき、哺乳の際の音など多くのことに気づいていました。




次は牛を素手で触って、温かさを感じました。
毛並み、肌の柔らかさも触ってみないとわかりません。
生き物であることを実感します。
 

このお腹の中に赤ちゃんが入っていることを感じています。


そして、乳搾り体験です。



乳の張りを教えてもらっています。
 
簡単ではありません。
一年生も頑張って搾ります。
家でお手伝いをしている子は搾る勢いが全く違いました。
 
 
先生方も挑戦します。
 
共に学ぶことが大切ですね。
あ、温かい!

なんとか出ました!

 
さすが!上手。


ミルカーで搾乳するところも見させていただきました。


ミルカーに指を吸ってもらいました。
どれぐらいの強さで搾るのかを体感します。


次は餌やりです。
配合飼料を出すと、牛舎内の牛たちが一斉に立ち上がり、モーモーと大きな声を出し始めました。
楽しみなのでしょうね。


においをかぎます。

その配合飼料を牛の顔の近くにばらまきます。


 長い舌で餌を巻き取るように食べています。


最後に干し草やり。


牛たちはおいしそうに食べていました。

 
 
福嶋さんにお礼を言って終了です。
あっという間に時間が過ぎてしまいました。
 
牛や牛乳の温かさ、毛づやの美しさ、柔らかさ。
牛や餌のにおい、様々な音。
仕事の大変さや素晴らしさ。
多くのことを学ぶことができました。
 
 
福嶋様、ありがとうございました。
 
 
酪農地帯にある学校だからこそできる教育を推進している学校です。