そんな願いから始めたのが「俵っ子集会」。
学級だけではなく全校児童や先生方の前で発表します。
学び合って、刺激し合って、成長していくことを目指しています。
さて、1、2年生の発表。
弟が生まれた喜びを発表する一年生。 赤ちゃんの周りにハートマークがたくさんついていました。 |
運動会で頑張ったことを作文にして発表する1年生。 |
2年生も運動会の作文を発表しました。 ほぼ暗記しているようで、前を向いて発表していました。 |
続いて3,4年生の発表です。
国語で学習した「めだか」の説明文から、自分なりに調べて『めだか新聞』を発行しました。
それを説明しています。
4年生は社会科見学で消防署に行ったことを『報告文』にまとめて発表しました。
写真も使って、わかりやすく説明しました。
特に、それぞれが見学に行く前に課題をもって、進んで質問したり体験していたりしていたところが素晴らしかったです。
また、学校に帰ってきてからも消防の道具などを調べてまとめていました。
高学年が「4年生の発表が素晴らしかった!」と口々に言っていました。
5,6年生の発表です。
5年生は国語で学習した『わが町ベスト3』を新聞にまとめて発表しました。
中標津の自慢は、「自然」「酪農」「温泉」として、それぞれのよさを説明しました。
マルエー温泉俵橋さんにインタビューしているので、言葉に説得力がありました。
6年生は国語の『森林と健康』という説明文のよさを推薦文として発表しました。
森林の働きを下級生にもわかりやすく説明しました。
俵橋小学校は森に囲まれています。
きっと森林の素晴らしい働きを受けて、子ども達は育っているのでしょう。
意見や感想を言う時間がありませんでした。
しかし、担当の先生は会の始めに次のようなことを言いました。
「発表するだけはではなく、しっかり聴くことも大事です。
発表した人が、どんなことを学んだのかな?
他の学年のいいところはどこかな?
自分もまねしたいと思うところも見つけてください。」
そして、終わったときも、
「教室で学んだことや感想を発表し合ってください。」
と言いました。
1時間目が終わると高学年教室に中学年が入ってきました。
今日の高学年への感想と、明日予定している国語の発表会の招待でした。
高学年も低学年と中学年に感想を書いて送りました。
お互いが学び合っています。
これらのコメント一枚一枚を読み合って、自信を深めています。
そして次へのエネルギーにしています。
高学年は次の日の朝の会で「俵っ子集会」についてスピーチしました。
「中学年に刺激を受けました。このままではまずいと思いました。高学年もはっきりとわかりやすく発表はできたけれど、もっと聴いている人にアピールする発表をしないと高学年らしくないと思いました。」
と言っていました。
この刺激こそ大切。
いい学びができました。
「地域性を活かし、主体性を持って学び、将来に生きて働く人間性を高める」という今年のテーマに向かって、先生方も子ども達も頑張っています。