ミヤマクワガタの亡骸を低学年が埋めてお墓を作りました。
羽を広げ、クワガタの体のつくりをじっくり観察していた場所は、何もいなくなったはず。
しかし・・・
ミヤマクワガタより一回り大きい、ごろっとした大きな黒い塊が置いてありました。
なに?なに?
事情を知らない子供たちは大騒ぎ。
「カブトムシのメスかな?」
「えっ?
中標津にもカブトムシがいるの?
買ったカブトムシが死んだから持ってきたんじゃないの?」
子供たちは大興奮。
3年生の子が外で遊んでいたとき、ベンチにいたそうなのです。
だから、学校の中に持ってきたらしいです。
すでに動かなくなっていたから、手でつかむことができたということです。
次の日、新たな驚きが。
オスの登場です。
6年生の子の牧場にいたそうなのです。
メスの横にそっと置いていました。
またまた驚きが。
お昼過ぎ、持ってきた子がオスを撫でてみると、足や触覚がわずかに動くではありませんか。
「大変です、大変です。
生きてました!」
すぐにクワガタで使用していたエサなどを用意して中に入れました。
ゆっくりですが、動いていました。
しかし、弱っていたことには変わりありません。
残念ながら2日後には動かなくなってしまいました。
6年生の子によると、カブトムシは毎年のように家の近くで出てくるらしいです。
どこかで卵を産んで成虫になる場所があるのでしょうか。
道東にクワガタはいても、カブトムシはいないと思っていましたが、温暖化の影響でしょうか今では中標津でもいるのですね。
体の大きさや厚さがクワガタと違うことを実感しました。
いくつになっても、カブトムシは力強くてかっこいいなあと思ってしまいます。