2016年9月7日水曜日

玄関の訪問者から勉強が始まる

今日、校内マラソン大会は予定通り実施いたします。
開会式10時30分。
グラウンドは使用できませんので、生活館前駐車場で行います。
また、スタートも生活館奥の道路からとなります。

応援よろしくお願いいたします。




さて、先週、玄関の壁にコウモリがくっついていました。

高くて手が届きませんでしたが、子供たちは興味津々。



次の日、その場所にコウモリはいませんでした。

「どこに行ったのかなあ?」
「帰りまで、同じところにいたのに。」
「でも、体の向きは少し変わっていたよ。」

子供たちはよく見ているものです。



次の日の訪問者は、この虫です。




「バッタ?」
「違うよ。キリギリスじゃない?」
「先生、なんという虫ですか?」


「勉強のチャンスだよ。調べてごらん。
 バッタでもないし、キリギリスでもないよ。
 虫の声という歌に出てくる虫だよ。」

さっそく図鑑を手に、虫の名前を探していました。








「あれ、マツムシが鳴いている~
 あれ、スズムシも鳴き出した~
 きりきりきりきり、コオロギや~
 ガチャガチャガチャガチャクツワムシ
 あとからウマオイ追いついて~
 ・・・・・・」


図鑑を見比べてみても、自信がないようす。

そこで、廊下を歩いていた高学年の先生にこっそり教えてもらっていました。

それも学ぶ力かな。




動かなくなったミヤマクワガタのオス。

生きているときは怖くて触れなかった子供たちも、今は怖がらずに触れるようです。
まだ、怖がっている子もいますが、顔を近づけて見ることはできます。

頭、胸、腹に分かれていることを確認しました。
足の先がフックのようになっていることや、口がブラシのようになっていることにも気づきました。


背中の羽を開いて見せてあげました。
「クワガタって飛ぶの?」
「こんなに大きな羽があったの?」
「きれいにたたんでしまっていたんだね。」
と驚いていました。






残念ながら生き続けることはできなかったけれど、虫を触って、細かく観察して、多くのことを気づきました。

そして、ウマオイ。
狭い虫かごの中でぴょんぴょんと跳んでいます。

たっぷり観察した後、外に逃がしてあげました。